「中国は必ず、パラリンピックの遺産を大いに発揚させ、中国のパラアスリートは人々に知られるようになるだろう」としたIPCのクレイグ・スペンス報道官は、国際パラリンピック委員会(IPC)と北京冬季五輪組織委員会が10日に共同で開いた記者会見で、中国での大会開催状況を絶賛し、人気を集めている大会マスコットの「雪容融(シュエ・ロンロン)」について、「とてもかわいくて、大好き」とした。北京日報が報じた。
スペンス報道官は、「今週延慶ゾーンの選手村に行ったが、設計や構造、バリアフリー施設などが非常にすばらしく、印象深かった。レストランで提供されているグルメに、パラアスリートたちもとても喜んでいた」と絶賛した。
さらに、「大会運営は『非常に』スムーズで、開催状況は『非常に』素晴らしく、IPCは『非常に』満足している。各国、地域のパラリンピック委員会やパラアスリートから『非常に』ポジティブな声が寄せられており、パラアスリートたちは『非常に』喜んでいる」と、「非常に」を5回使って北京冬季パラリンピックを称賛。「メダルランキングを見ると、主催国の中国が優勢となって首位。各競技で金メダルや銀メダルを獲得している。中国はこれほど多くの金メダルとメダルを獲得しており、中国は必ず、パラリンピックの遺産を大いに発揚させ、中国のパラアスリートは人々に知られるようになるだろう」と期待を寄せた。
また、「今大会に出場するパラアスリート一人ひとりに素晴らしい物語がある。しかし、スポーツが彼らを導き、励ましているほか、彼らがスポーツに影響を与え、変えているというのもまたその共通点だ。中国の障がい者8300万人の暮らしがスポーツによって変わると確信している」とし、「これはIPCの理念、ビジョンであり、パラリンピックを通して、さらに健全で包摂的な社会が作られることを願っている」と語った。(編集KN)
「人民網日本語版」2022年3月11日