人民文学出版社はこのほど、中央広播電視総台の国宝を紹介する大ヒット番組「国家宝蔵(NATIONAL TREASURE)」を書籍化し、3月28日にオンラインでリリースした。北京青年報が報じた。
書籍版「国家宝蔵」は3巻からなり、考古学成果と組み合わせ、写真と文章を合わせたスタイルとなっている。また番組のワンシーンや番組では紹介されなかった文化財写真も収録しており、目で楽しみながら、知識も学べる「紙の上の国宝特別展」を提供している。人民文学出版社の臧永清社長は挨拶の中で、「書籍版『国家宝蔵』は、番組の各シーンを蘇らせ、国宝に対する理解を深め、歴史を発見し、文明を受け継ぐよう、読む人に呼び掛けている。読者の皆さんが、効果的な没入型体験をすることを願っている。10分で国宝一つを見て、歴史を垣間見、伝説を目撃して、記憶を探し求めることができる」とした。
番組「国家宝蔵」の制作当初、中国文化財学会の会長で故宮博物院学術委員会の主任・単霽翔氏の大々的なサポートを得たことで、シーズン1では、当時故宮博物院の院長だった単氏が、上海博物館や南京博物院、湖南省博物館、陝西省歴史博物館といった博物館8館と連携し、展示物を紹介した。このように番組に多大な貢献を行った単氏は、「書籍版『国家宝蔵』は、本当に買う価値がある。番組『国家宝蔵』と関係があるだけでなく、さらなる進展もある。テレビの言葉を図書の言葉にするというチャレンジを体験することができる」とPRしている。(編集KN)
「人民網日本語版」2022年4月2日