中国人民銀行(中央銀行)は4日、石炭のクリーンで効率の高い利用を支援するための特定再貸付制度の限度額を1千億元(1元は約19.6円)引き上げ、石炭の開発利用の支援および備蓄能力の増強に当てることを明らかにした。
同行によると、新たに増えた貸付額による支援の対象には、石炭の安全な生産と備蓄、石炭による火力発電を行なう企業への発電用石炭の供給保障が含まれる。特定再貸付では「先ず貸し付けを行ない、さらに再貸付を行なう」直接貸付メカニズムを採用し、月ごとに資金を貸し付ける。条件を満たした貸付について、同行は貸付額などに基づいて特定再貸付による支援を提供する。今回の限度額の1千億元引き上げにより、石炭の高効率クリーン利用支援の特定再貸付制度の限度額は3千億元に達した。(編集KS)
「人民網日本語版」2022年5月5日