安定成長政策が絶えず強化されるのに伴って、デジタル人民元の優待券を配布するのが最近、複数のデジタル人民元テストエリアで消費を喚起し、内需を拡大するための新たな手段になっている。
5月31日、厦門(アモイ)市は初のデジタル人民元による自動車購入への補助金支給を明らかにした。6月1-30日に車を買った市民はすぐに補助金を受け取ることができ、最高で4千元(1元は約20.0円)が直接支給される。さらに先着1500人まで200元のデジタル人民元消費券がもらえるという。
それだけではない。深セン市商務局も同じように5月30日から、8つの銀行と連携し、デリバリープラットホーム・美団を通じて、「楽購深セン」と銘打った3千万元のデジタル人民元の紅包(ラッキーマネー。抽選に当たるともらえる)プレゼントのキャンペーンを始めた。デジタル人民元決済機能を備えた市内の指定業者で利用できるという。
特筆すべきなのは、プレゼントされたデジタル人民元は利用上の制限がないことだ。
また雄安新区ではこのほど、デジタル人民元で一定額を購入するとデジタル人民元でキャッシュバックされるキャンペーンの第一弾を全面的にスタートし、飲食、商業施設での買い物、家電、家具などが対象になる。4千元購入すると400元キャッシュバック、2千元買うと200元キャッシュバックなど複数の種類がある。(編集KS)
「人民網日本語版」2022年6月8日