リモートセンシング衛星応用国家工学研究センターが27日、北京市で設立された。同センターは中国科学院空天情報革新研究院をバックに建設され、中国のリモートセンシング科学・技術分野で唯一の国家工学研究センターだ。光明日報が伝えた。
中国はすでに数百基のリモートセンシング衛星を打ち上げている上、リモートセンシングデータの応用も広がりつつあるが、多くの利用者がリモートセンシングデータの技術処理、製品加工、情報分析などの面で多くの共通問題に直面している。
同センターのセンター長を務める中国科学院空天情報革新研究院研究員の顧行発氏は、「これらの共通のニーズを解決することは、リモートセンシングデータの実用化の基礎部分となる。当方は21の業界・当局の140件余りの衛星リモートセンシング応用業務のニーズを調査・研究・分析した上で、リモートセンシング応用共通製品と共通技術体系を設計した。各レベルの利用者に基礎的で共通性を持つ情報製品と関連する技術的ツールを提供する」と説明した。
同センターは同日、「国家民間用宇宙インフラ陸地観測衛星共通応用サポートプラットフォーム」を発表した。同プラットフォームは衛星リモートセンシング応用の共通性・基礎的サービスのニーズに向けて、宇宙情報製品の品質検査及び品質保証能力を提供し、リモートセンシング衛星の応用の精密化・定量化水準を高めるものとなる。(編集YF)
「人民網日本語版」2022年9月28日
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