
遼寧紅沿河原子力発電所 (撮影・何鵬)。
遼寧省の紅沿河原子力発電所の原子力エネルギーによる暖房供給モデルプロジェクトの暖房供給が今月1日から正式に始まった。同プロジェクトは中国東北エリア初の原子力エネルギーによる暖房供給プロジェクトで、遼寧省大連市瓦房店市紅沿河鎮の住民約2万人に暖房が供給される。中国新聞網が報じた。
東北エリア初の原子力発電所、及び最大のエネルギー投資プロジェクトである紅沿河原子力発電所の一期と二期プロジェクトでは合わせて6機の原子炉が設置された。一期プロジェクトでは設置された4機全ての商業運転が2016年9月から始まっている。また、今年6月には、6機全ての商業運転が始まり、中国で発電容量が最大の原子力発電所となった。

暖房供給をモニタリングする職員(画像は遼寧紅沿河原子力発電所が提供)。
同発電所の原子力エネルギーによる暖房供給モデルプロジェクトでは、試行地である紅沿河鎮に暖房が供給され、その面積は24万2400平方メートルに達する計画。最大熱負荷は12.77メガワット(MW)で、紅沿河鎮に元々あった石炭燃焼ボイラー12ヶ所に取って代わり、クリーンな暖房供給が実現しているため、大気環境が効果的に改善されると期待されている。
遼寧紅沿河核電有限公司の技術副チーフエンジニア・胡汝平氏は、「原子力エネルギーによる暖房供給は安全で、信頼性が高く、住民は安心して使用できる。当社のオフィスエリアや職員の宿舎への暖房供給にも原子力エネルギーが採用されている。社内で原子力エネルギーによる暖房供給を始めたのは2014年で、これまですでに8年経過しており、効果が高く、何の問題も生じていない。暖房ユーザーと原子炉の間には、何重も隔離・バリアが設置されており、戻りのパイプには差圧設計が採用されている。熱交換の過程では、熱だけが伝えられ、媒質に直接接触することはない。また、熱交換設備から温水が供給される前のオンラインモニタリングや自動隔離装置を増やして、絶対に安全な暖房供給を確保している」と強調する。(編集KN)
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