早くも気温が氷点下の内モンゴル自治区 一部地域で集中暖房開始

人民網日本語版 2022年09月02日17:02

稼働が始まった額爾古納(アルグン)市の熱供給ボイラー。(撮影・王蕾)

内蒙古(内モンゴル)自治区の一部の都市で今月1日、集中暖房の提供がスタート。パイプを循環するお湯が各世帯に供給されるようになった。中国新聞網が報じた。

内モンゴル自治区呼倫貝爾(フルンボイル)市に属する根河市は、年間の平均気温が零下5.3度、過去最低気温が零下58度で、「中国極寒の地」と呼ばれている。霜の降りない期間は年間約70日しかなく、凍結期間は210日以上で、9ヶ月間にわたって集中暖房が提供されており、中国で集中暖房の提供が最も早く始まる都市だ。

集中暖房の提供が始まった根河市。(撮影・王鵬)

根河市の気象当局のデータによると、9月1日、同市内の最低気温は零下2.6度にまで下がり、極寒の村・金河鎮では零下7度にまで下がった。

早朝、市内は快晴となり、日差しが強くなったものの、肌寒く、ジャンパーや帽子、手袋が早朝に運動する市民らの「標準装備」となっていた。

同市の市民・李慶来さんは、「毎年、秋に入ると、集中暖房提供が待ち遠しくなる。私たちにとって集中暖房供給は一番幸せなことの一つ」と喜ぶ。

設備のメンテナンスをする作業員。(撮影・王鵬)

アルグン市でも同日早朝、集中暖房の提供が始まった。同市の関係責任者によると、同市は標高が高く、寒さが厳しい。近年、集中暖房供給能力強化に取り組んでおり、現時点で、320万平方メートルに供給できる能力を備え、実際に270万平方メートルに提供している。さらに、新たな熱源となる二期工場が完成すると、470万平方メートルに提供できるようになるという。(編集KN)

「人民網日本語版」2022年9月2日

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