2021年12月30日夜、中国科学院合肥物質科学研究院プラズマ物理研究所の全超伝導トカマク型核融合エネルギー実験装置(EAST)コントロールホールで運行中の、国家重大科学技術基礎設備であり「人工太陽」と呼ばれるEASTが再び世界記録を更新し、ロングパルス・高パラメーターのプラズマ持続時間が1056秒に達した。これまでに世界のEASTで実現した最長の高温プラズマ持続時間となる。
EASTは運行をスタートしてからの15年間に、1メガアンペア、摂氏1.6億度、1056秒持続のプラズマ状態を相次いで実現した。EASTが達成した一連のイノベーション(革新)成果は、中国が核融合工程実験炉を独自に建造するための重要な実験の基礎を提供した。(編集KS)
「人民網日本語版」2022年1月1日