中国—ASEAN(東南アジア諸国連合)トランスレーションセンターの発足セレモニーが今月12日、広西壮(チワン)族自治区ラジオ・テレビ局で開催された。中国新聞社が報じた。
中国—ASEANトランスレーションセンターは、国際基準に基づいて建設され、中国西南エリアにおいて唯一、ドルビーの認証を受けた立体音響技術を採用した翻訳・吹替えスタジオがある。人工知能(AI)翻訳やロボット AI吹き替えといった面の研究と試みを展開し、さらに多くの吹き替え作品を製作する計画だ。また、広西ラジオ・テレビ局がASEANの多くの国で設立しているトランスレーション・吹き替えワークステーションと連携して、クラウド・ストレージ上で技術面のバックアップを提供することが可能となっている。
在南寧マレーシア総領事館のザカリア総領事や在南寧カンボジア総領事館のホイ・レナ総領事、在南寧ベトナム総領事館のドー・ナムチュン総領事などがセレモニーに出席した。
ザカリア総領事は挨拶の中で、「文学作品は、特定の地域のライフスタイルや文化、世界観を知る窓口となると思う。例えば、中国ドラマ『それでも、家族~All is Well~(原題:山海情)』を見ると、中国の人々の実際の生活、特に末端の人々の実際の生活をよく知ることができる。ハイクオリティの文学や映画・ドラマの吹き替え版は、ASEAN諸国と中国の人々の距離を縮める。発足した中国—ASEANトランスレーションセンターは、ASEAN諸国と中国の友情を新たなステージへと引き上げるうえで、重要な役割を果たすだろう」との見方を示した。 (編集KN)
「人民網日本語版」2022年12月13日