中国国家移民管理局は27日の取材に対して、2023年1月8日から、中国の国民による海外旅行や友人訪問のための普通旅券(パスポート)の申請受付、外国人の通常ビザの延長、更新、切り替え申請手続きを、秩序に基づいて再開することを明らかにした。中国新聞社が報じた。
同局は27日、新型コロナウイルス感染症に対する「乙類乙管」実施後の移民管理政策最適化に関する公告を発表した。
公告によると、中国の国民による海外旅行や友人訪問のための普通旅券の申請受付と承認を再開するほか、中国大陸部の住民が観光やビジネスのために香港特別行政区に渡航する際に必要な通行書の申請も再開する。外国人の通常ビザの延長、更新、切り替えの申請手続きと、停留証明書の発行、延長、更新、切り替えの申請手続きも再開し、確かに緊急を要する場合は特急申請をすることができる。
また公告は、ポートビザの発給再開、24/72/144時間のビザなし通過政策(トランジットビザ)実施の再開、法律に基づいた臨時入境許可の発給についても明記している。また、中華人民共和国出入境通行書の発行、国境地域出入境通行証の発行を再開するとしている。
陸路の通関地の旅客通関も徐々に再開する。香港特区や澳門(マカオ)特別行政区との間にある通関地のファストトラックも再開する。往来通行証を持っている中国大陸部の住民、香港特区・澳門特区の住民は、要件を満たしている場合、ファストトラックから出入境することができる。
その他、海路の通関地の通関も徐々に再開し、要件を満たす通関地が旅客輸送定期船の旅客の出入境を再開することも認められる。また、国際クルーズ船の出入境の試験的再開を認め、法律に基づいて乗船・停泊書類を発行し、入境要件を満たした外国籍船員に対して臨時入境許可証を発給するとしている。(編集KN)
「人民網日本語版」2022年12月29日