中山大学中山眼科センターのチームは30日に記者会見を行い、「世界の複数の機関との共同研究により、乳幼児視覚障害携帯電話スマート検査システムを研究開発した。保護者はスマートフォンを使い、子供によく見られる16種の視覚障害をもたらす原因疾患をチェックできる」と発表した。これに関連する成果は26日、国際的な学術誌「ネイチャー・メディシン」にオンライン掲載された。新華社が伝えた。
研究開発チームは臨床実践の中で、乳幼児の一部の異常な注視行為モデルが視覚障害と大きく関連していることを発見した。これに基づき、研究開発チームは乳幼児3652人の注視行為ビッグデータを先を見越して採取し、人工知能(AI)モデルを構築した。先天性白内障、先天性眼瞼下垂、先天性緑内障などの乳幼児によく見られる16種の視覚障害をもたらす原因疾患の早期検査を実現した。検査の正確率は平均85%以上。
同研究のリーダーを務める中山大学中山眼科センターの林浩添副センター長によると、同システムは携帯電話を使い3分間の動画を再生し乳幼児の注視を保つことで、乳幼児の注視習慣及び行動様式をリアルタイムでキャッチできる。その後、同システムはAI技術により、乳幼児の視覚障害及び関連する目の疾患の状況を自動的に分析する。(編集YF)
「人民網日本語版」2023年1月31日