発熱中の冷やしフェイスパックで水分補給と保湿ができる？

最近、新型コロナウイルスに感染した後、肌ツヤが悪くなったと感じている人が多い。これは、発熱後に顔の水分が失われる上、速やかにスキンケアをしなかった場合に生じる肌の乾燥や落屑などの問題によるものだ。発熱中、冷蔵庫で冷やしたフェイスパックを使用すれば、熱も下がるし水分も補えると考えている感染者がいるが、これは正しくない。高熱中のフェイスパックはお勧めできない。なぜなら、フェイスパックの水分はすぐに蒸発してしまい、熱を下げる効果は微々たるものだからだ。しかも発熱中は顔がむくみやすく、そこにフェイスパックを貼ると肌の水和が活発になり、むくみが一層ひどくなる。物理的に熱を下げたければ、額に冷却ジェルシートを貼る方が冷やしたフェイスパックよりも遥かに効果的だ。北京日報が伝えた。

ある皮膚科医は、「起き上がって洗面所まで行けるのであれば、顔を洗って水分を補うのがいい。でも、アルカリ性の洗顔フォームの使用は避けるべきだ。そして、すぐに使えるように枕元にフェイスミストと保湿ローションを準備し、こまめに使って肌の潤いを保つといいだろう」とアドバイスしている。（編集YF）

「人民網日本語版」2023年1月13日