中国有人宇宙事業弁公室によると、有人宇宙船「神舟15号」の費俊龍宇宙飛行士、鄧清明宇宙飛行士、張陸宇宙飛行士が緊密に連携し、約7時間の船外活動を経て、10日午前0時16分に予定されていたすべての任務を無事遂行した。費飛行士と張飛行士はすでに安全に実験モジュール「問天」に戻っている。船外活動は無事成功した。新華社が伝えた。
宇宙飛行士は船外活動期間中、実験モジュール「夢天」の拡張ポンプセットの設置などの任務を行い、プロセス全体が順調だった。これは中国の宇宙ステーションが全面的に完成した後初の船外活動だ。費飛行士と張飛行士の宇宙遊泳は初めてで、再び夢を叶えた。宇宙飛行士乗組員は今後、計画に基づき複数回の船外活動を実施する。
また宇宙ステーションの貨物搬出・設置任務も前から続々と実施されている。エネルギー粒子検出器、プラズマオペランドイメージング検出器などのペイロードの搬出と設置が完了しており、船外ペイロード設置フロー、宇宙ステーション貨物エアロックモジュール、遷移機構などの部品の機能・性能が全面的に検証された。
宇宙ステーションの貨物搬出・設置任務は、ペイロード遷移機構、貨物エアロックモジュール、船内・船外ハッチ、ロボットアームが協同連携した。軌道上の宇宙飛行士または地上の操作により、搬出する貨物を船外に出す。そして任務の需要に応じ船外の貨物を船内に入れることも可能だ。この重要技術のブレイクスルーと確立により、船内・船外の貨物交換の効率を大幅に高め、宇宙飛行士の出入りの回数と作業量を減らせる。今後も計画に基づき、貨物の搬出・設置作業を持続的に行う。（編集YF）
「人民網日本語版」2023年2月10日
