中国国家統計局は28日、「中華人民共和国国民経済・社会発展統計公報2022」を発表した。
2022年、中国の国内総生産(GDP)は前年比3.0%増の121兆207億元(1元は約19.6円)に達したと試算されている。うち第一次産業の生産額は前年比4.1%増の8兆8345億元、第二次産業の生産額は同3.8%増の48兆3164億元、第三次産業の生産額は同2.3%増の63兆8698億元だった。産業別の生産額がGDPに占める割合は、第一次産業が7.3%、第二次産業が39.9%、第三次産業が52.8%だった。
年間消費支出がGDPを1.0ポイント、資本形成総額がGDPを1.5ポイント、物品・サービスの純輸出がGDPを0.5ポイント押し上げた。
年間一人当たりGDPは同3.0%増の8万5698元だった。国民総所得は同2.8%増の119兆7215億元だった。全体労働生産性は一人当たり同4.2%増の15万2977元だった。
昨年末の時点で、中国全土の就業者数は7億3351万人だった。うち、都市部が4億5931万人と、全体の62.6%を占めた。都市部の新規就業者数は同63万人減の1206万人だった。中国全土の都市部の調査失業率の平均値は5.6%だった。昨年末の時点の中国全土の都市部の調査失業率は5.5%だった。中国全土の出稼ぎ労働者数は同1.1%増の2億9562万人だった。うち、他の地域で出稼ぎしている労働者は同0.1%増の1億7190万人、地元で出稼ぎしている労働者は同2.4%増の1億2372万人だった。
2022年の消費者物価指数(CPI)は同2.0%上昇した。生産者物価指数(PPI)は同4.1%上昇した。鉱工業生産指数(IPI)は同6.1%上昇した。農産物の生産者販売価格は同0.4%上昇した。12月だけを見ると、大・中都市70都市のうち、新築商品住宅の販売価格が前年同期比で上昇したのは16都市、横ばいは1都市、下落したのは53都市だった。中古住宅の販売価格が前年同期比で上昇した都市は6都市で、下落したのは64都市だった。
昨年末の時点の中国の外貨準備高は前年末より1225億ドル(1ドルは約136.7円)減の3兆1277億ドルだった。人民元の対ドル為替レートは年間平均6.7261元と、前年より4.1%下落した。(編集KN)
「人民網日本語版」2023年2月28日
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