米ファストフード大手ケンタッキー・フライドチキン(KFC)の親会社ヤム・ブランズ(Yum! Brands)は先日、ロシアにおける事業を同国企業スマート・サービス(Smart Service)に売却し、ロシアからの撤退を完了したと発表した。そして、KFCを事業買収した新たなファストフードチェーン「ロスティクス(Rostic's)」の1号店が25日、ロシアの首都モスクワ中心部にオープンした。
「ロスティクス」のブランドカラーにはKFCを象徴する赤、白、黒の3色が引き続き使われている。1号店の責任者は、「以前の従業員はそのまま残ることになる」としている。さらに、メニューや商品の価格、味付けも全て以前と同じという。ただ、トルティーヤ系の定番メニュー2種類の名称は変更したという。その他、「ロスティクス」は元々の商品のサプライヤーとの提携も継続し、その99%がロシア本土の業者となっている。(編集KN)
「人民網日本語版」2023年4月27日