会議の内容をまとめることができ、複数言語の同時通訳が可能で、泳ぐ時は水の中で音楽を聴くことができる……。今、イヤホンはどれほど優れているだろうか。北京青年報が伝えた。
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スマートイヤホン:複数言語の同時通訳
会議のダイジェストをまとめる時、手書きのスピードは話すスピードに追いつかないが、人工知能(AI)スマートイヤホンがあれば問題は解決する。AIスマートイヤホンは音声をリアルタイムで文字に変換するだけでなく、リアルタイムで内容を整理し、複数の人が話している時は識別しながら処理することも可能だ。
こうしたAIスマートイヤホンは会議用イヤホンまたは翻訳イヤホンとも呼ばれている。会議ダイジェスト以外の重要な機能として、複数言語の同時通訳があり、対応言語は英語、中国語、日本語、韓国語、フランス語、ドイツ語などだ。外国人と交流する際、イヤホンを耳に付けスマートフォンと接続するだけで、イヤホンが相手の話すことをリアルタイムでユーザーが選択した言語に通訳してくれる。同時に、ユーザーが話すことも相手の言語に通訳し、双方向の交流を実現する。
水泳用イヤホン:水中スポーツの退屈さを解消
スポーツイヤホンのなか、水泳用イヤホンが水泳愛好者の間で新たに人気を集めている。水中スポーツも音楽を聴きながらできるようになり、水中スポーツ・トレーニングはこれまでのような音のない退屈なものではなくなる。水泳用イヤホンが解決しなければならない大きな問題は、一つは防水性と音声の伝播で、もう一つは音源だ。そのため音楽プレイヤーと骨伝導方式のスポーツ用イヤホンの合体が必要になる。
中国国産ブランドの水泳用イヤホンのある主流製品を例にすると、軽くて丈夫なチタンワイヤーのフレームを採用し、軽さと快適さがあり、長時間付けていても疲れない。耳にフィットする後ろ掛けデザインは、水の中でスピードを上げて泳ぐ、クイックターンをするといった大きな動きをしても外れない。同時にIP68レベルの防水性能が備わり、泳ぎの達人が2メートルの水深で2時間泳いでも大丈夫という。
開放型イヤホン:耳の疲れや不快感にさようなら
耳に挿入する密閉式イヤホンが自分の耳の形に合わないという人にとって、開放型イヤホン、クリップ型イヤホンは新たなソリューションを提供している。開放型は適切なカーブで耳に掛け、スピーカーの位置を回転しながら調節し、音の伝わる方向も調節でき、耳の形を問わない。耳に入れない設計なので耳が腫れたり不快感を感じたりすることなく、運転中や屋外での歩行時の環境音による安全性への影響を心配する必要がなくなる。
イヤホンと眼鏡が結びついたスマートグラスは、日常的にオンライン会議の必要に迫られるビジネスパーソンに新たな選択肢を提供している。イヤホンのごく小さなスピーカーはつるの部分に内蔵され、開放型聴覚設計は環境音の聞き取りのじゃまにならないことを保証し、外に音を漏らさない逆音場音響システムや音量スマート調節機能も備わり、室内の静かな環境で通話をしても近くにいる人に聞かれる心配がなく、利用者のプライバシーは守られるという。(編集KS)
「人民網日本語版」2023年5月17日