大陸部と澳門特区が運転免許証の相互承認協定を締結

中国公安部と澳門（マカオ）特別行政区政府はこのほど、中国大陸部と澳門の運転免許証相互承認に関する協定に署名した。同協定は、2023年5月16日より効力を発揮する。

今回取り交わされた協定によると、中国大陸部と澳門は、相手方が発行した有効な運転免許証を互いに承認し、当事者の一方は、相手方の運転免許証保有者の運転を許可、あるいは無試験で免許証を切り替えることができる。免許証の相互承認が適用される車種は、小型自動車および小型AT車。

◆澳門の有効な運転免許を保有する澳門の「永住性居民」は、有効な運転免許証および身分証明書原本、身体状況証明、写真を提示すれば、中国大陸部の免許証に無試験で切り替えが可能。

◆中国大陸部の紙版運転免許保有者は、澳門入境後14日以内であれば、澳門で定められた車種の運転が可能で、澳門の免許証に切り替える必要はない。14日以降も運転を継続する場合は、澳門治安警察局交通庁での手続を経て、澳門で定められた車種での1年間の運転が認められる。

大陸部と澳門の運転免許証の相互承認によって、観光旅行や親族訪問で両地を往来する大陸部と澳門の住民に直接的なメリットがもたらされ、両地における彼らの運転がいっそう便利になり、両地の交流・発展がさらに促進されるとみられている。（編集KM）

「人民網日本語版」2023年2月22日