第9回世界伝統武術選手権大会に関する記者会見が17日に開かれ、今大会は8月23日から28日までの6日間、四川省楽山峨眉山市で開催されることが発表された。約50ヶ国・地域から来る選手5000人以上が腕を競うという。
第8回世界伝統武術選手権大会会場の様子。
第9回世界伝統武術選手権大会は、中国国内と国外に分かれて実施され、個人、対練、団体の3部門が設置されている。大会期間中、武術名家による講演や武術カンフーパフォーマンス、スポーツ文化商品展示販売、文化観光といった関連イベントも同時開催される。
第8回世界伝統武術選手権大会会場の様子。
2年に一度開催されている世界伝統武術選手権大会は、世界で最大規模、最高規格、かつ最も影響力ある武術界の盛典で、「武術界のオリンピック」とも言われている。峨眉山市での開催は2017年の第7回、2019年の第8回に続いて3回目となる。
第8回世界伝統武術選手権大会会場の様子。
世界文化遺産と世界自然遺産に登録されている峨眉山発祥の「峨眉武術」は、3000年の歴史を誇り、強弱ある動きで体と心を鍛えることができる独特なスタイルが特徴。「少林派」と「武当派」と並んで中国三大武術流派に数えられる。2008年、峨眉武術は、中国の国家級無形文化遺産リストに登録され、峨眉山市の文化的代名詞となった。(編集KN)
「人民網日本語版」2023年5月19日