1本目の検査列車が15日午前9時29分に南京南駅を発車し、東の太倉駅に向かった。滬寧沿江高速鉄道(江蘇省太倉市-江蘇省南京市)は総合調整・試験の段階に入り、開通・営業開始にまた1歩近づいた。中国科技網が伝えた。
同鉄道は南京南駅から、江蘇省の南京市、鎮江市、常州市、無錫市、蘇州市を経由し太倉駅に至る。滬蘇通鉄道を通じ上海鉄道ハブとつながる。線路の総延長は279kmで、設計速度は350km/h。
同鉄道は2018年10月着工し、22年9月より全線のレール敷設が始まり、23年5月より静的検収が始まった。同プロジェクトは現在、路床、橋、トンネル、レール、通信・信号・電力・電力牽引電力供給設備、駅の建築が完成し、総合調整・試験の条件を備えた。
総合調整・試験はプロジェクトの静的検収の終了後、設計速度を目標とし、検査列車、総合検査列車、高速列車テスト、関連検査設備を用いて行う総合試験だ。牽引電力供給、供電用架線網、通信、信号、旅客サービス、災害モニタリングなどのシステムの性能または機能を評価・検証する。レール、踏切、路床、橋、トンネルなどの構造プロジェクトの適用性を検証する。総合設置や電磁環境などの設備・施設が関連基準を満たしているかを評価する。これらの取り組みにより全線の各業務システムと全体システムの調整及び最適化に技術的サポートを提供し、線路の機能と性能が基準を満たすようにする。同鉄道の総合調整・試験が終了した後、運行の試験段階に入る。(編集YF)
「人民網日本語版」2023年6月16日