中国が独自に研究開発した初のMW級浮体式波力発電装置「南鯤」号が14日、広東省珠海市で試験運転を開始した。これは中国のMW級波力発電技術が正式に工学的応用段階に入ったことを示している。
同装置全体の平面面積は3500平方メートル以上で、重量は6000トンに達する。1日の発電量は最大2万4000kWhで、3500世帯の1日の電力消費量に相当する。
南方電網電力科技股份有限公司の首席技術専門家の劉石氏は、「この装置には半潜水プラットフォーム、液圧システム、発電システム、制御システム、アンカーシステムがある。半潜水プラットフォームを利用し波力を吸収し、我々が独自に研究開発した電力変換システムを使うことで、波力から液圧、液圧から電力という3段階のエネルギー変換を実現する」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2023年6月15日