宮崎駿監督の引退宣言で、気になる後継者問題 (3)
「カウボーイビバップ」 |
★渡辺信一郎監督(48歳)
代表作:「マクロスプラス」「カウボーイビバップ」
渡辺信一郎監督は、1995年、河森正治と共同で「マクロスプラス」を監督し、野心満々なバーチャルアイドル・シャロンの誘惑を使って、人の意志と生存の価値を探求している。精巧な作画、戦闘シーンは特にきらびやかで、大幅にコンピュータグラフィックスを導入して、実験的な性質も持っている作品だ。一般的なアニメ作品に比べ、渡辺信一郎監督の映像に対するやり方は複雑で、モンタージュ、コントラスト、超広角などで極めて映画的なテイストを表現している。彼の「カウボーイビバップ」という作品は、製作時にあまりに冒険的な作品と捉えられ、かなりのプレッシャーがかかったという。映画の最後の「ワルツ・フォー・ヴィーナスは、キューブリック監督の「2001年宇宙の旅」を思い出させる。2004年、渡辺監督は「アニマトリックス」も監督をしている。