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改革開放の自信が中国経済のアップグレードを先導

 夏季ダボス会議が予定通り開幕した。中国の李克強総理は英紙フィナンシャル・タイムズへの寄稿、フォーラムに出席する企業家との交流、開幕式での式辞によって、あるメッセージを明確に世界に伝えた。「中国は現在自信に満ちて、地に足をつけてアップグレード版の中国経済を築いている」--。(文:丁志傑・対外経済貿易大学金融学院院長。人民日報海外版コラム「望海楼」掲載)

 今年上半期に中国の経済成長が異例にも2四半期連続で減速したことに、様々な懸念や憶測が生じた。一部の国際投資銀行は、中国の経済成長率は3%以下にまで下落する可能性があると予言までした。「中国経済悲観論」がやかましく飛び交い、一度は国際世論の主流となり、中国危機の到来を手をこまぬいて待つ人もいた。

 だが、政策決定者の足並みは乱れなかった。政治局会議も国務院常務会議も経済構造調整と安定的経済成長という両長・短期目標に共に配慮し、アップグレード版の中国経済を築くべく、安定成長、構造調整、改革促進の統合的計画を堅持し、各分野で改革措置を打ち出し続けた。

 「中国経済悲観論」が再び間違っていたことは事実によって証明された。相次いで発表された7、8月の経済統計は、政府の政策がプラスの効果を上げ、経済が下げ止まりと回復を始めて、「中国経済の奇跡」のセカンドシーズンに入ったことをはっきりと示した。大量の事実を前に、中国経済悲観論の声は弱まり始め、立ち消えとなり、中国側に寝返って見解を変える者すら現れた。「中国の今年の経済・社会発展目標は必ず達成できる」。この言葉は現在の経済に対する中国の総理の自信を伝えるだけでなく、それ以上に経済のモデル転換と高度化への政策決定者の決意をはっきりと示している。われわれは長期的で健全な発展の道を歩んでいるのだ。

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