安倍氏、首脳会談による中日関係再構築を希望 (2)
■専門家の見解:会談が実現するかどうかの重要なキーポイント
日本メディアによると、山口那津男氏の帰国後、安倍氏は中日首脳会談に向けた準備を積極的に行う考えを表明した。最も近い可能性は、今年5月に韓国で開かれる中日韓首脳会議だ。だがこの目標が実現するかどうかについて、劉氏はいくつかの重要な過程を観察する必要があるとして、次のように指摘した。キーポイントの1つは、2月中旬の安倍氏の訪米だ。訪米は実際には中国を意図したものであり、訪米の結果とオバマ新政権から安倍氏へのメッセージが重要となるからだ。オバマ大統領の姿勢表明が、日米安保条約の釣魚島の適用や日本への施政権引き渡しなど引き続き安倍氏の肩を持つものが主要部分を占めた場合、安倍氏は後ろ盾を得て怖いものなしとばかりに、今年後半まで強硬姿勢を継続するだろう。その反対に米国がこの問題で姿勢をいくらかぼかし「日本よ面倒を引き起こすな、過激な行動を取らないよう自制しろ」ということを重点的に強調した場合、安倍氏は中国との関係調整を検討しなければならなくなるだろう。
このほか、日本では4月17-21日が神社を参拝する春季例大祭にあたる。安倍氏が靖国神社を参拝するかどうかはまだ決まっていない。安倍氏が靖国神社を参拝すると想定して、それでも会えるだろうか?したがって中日首脳会談の早期実現にはまだ複数の関門がある。日本側の言動が善意を体現しているかどうかを見ることが肝要だ。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年1月31日