李総理の「経済講義」ネット配信、分かりやすいと称賛の声 (2)
国家指導者の経済情勢報告をこれほどオープンで、透明な方法で市民に見せることができるのは、「中国の自信の表れ」とのコメントもあった。公開講義の形をとることで「普通の庶民は政府の政策決定、政策動向を理解し」「われわれの政府が何を考えているのかを知り、政府の本当の意図を知った」とのコメントもあった。
李総理は経済情勢報告で「中国は安定しつつ好転という経済基調を打ち固め、改革・発展の成果が国民全体に行き渡るようにする必要がある」と指摘した。また「われわれがGDPに大変注目するのはなぜか?実はより注目しているのは雇用だ。われわれが安定的成長を必要とするのはこのためであり、安定的成長とはつまるところ雇用の確保なのだ」と直言した。
李総理は経済成長を促進し、市場の活力を発揮するため、政府機関の簡素化と権限の地方などへの委譲が必須だと指摘。「年間の経済・社会発展の主要目標を達成する自信がある」とも表明した。
今回のネット公開講義は、中国経済発展の現状と中長期的趨勢に対する国家指導者の深い考えと判断を示し、マクロ経済情勢について奥深くも分かりやすく解説し、全体を通して肩の力を抜いた、生き生きとしたもので、すらすらとよどみなく、「生き生きとした経済公開講義」だとの声が上がっている。
大変注目される中国共産党第18期中央委員会第3回全体会議(三中全会)が9日開幕し、現在も続いている。ある報道は、中国は現在改革の正念場にあることから、今回の李総理の経済公開講義には特別な意義があると指摘した。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年11月11日