日本メディアは再び「曳光弾発射」の誇張報道
日本の小野寺五典防衛相は15日、中国機に警告射撃を行うかとの質問に「自衛隊の既定の規定と国際的な基準に沿って対応する」とかわし、釣魚島(日本名・尖閣諸島)に直接言及はしなかった。それでもメディアのムードには直ちに火がつき、日本のメディアに日本の戦闘機が中国機に警告の曳光弾を発射すると解釈された。
環球時報が15日に日本防衛省に確認したところ、小野寺防衛相が述べた自衛隊規定には確かにこの選択肢も含まれるとのことだった。「曳光弾の発射は進攻のシグナルを発するに等しい」と、飛行経験を持つ中国のある専門家は記者に語った。
釣魚島紛争が日々緊迫する中、中日は戦争へ向かって飛んでいるのだろうか。メディアはこの問題を激しく議論している。中国のある軍事専門家は「現代戦争に一触即発はあり得ない。中日が曳光弾一発のために直ちに宣戦することもあり得ない。だが日本側が本当にそうした場合、中国が譲歩する可能性は低い」と述べた。
日本の安倍晋三首相は16日、もう1つの戦線を切り開き、「ダイヤモンド」で中国を包囲するため東南アジア歴訪に出発する。だが読売新聞によると日本外務省高官でさえ、中国封じ込めは不可能だと安倍氏に説得したという。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年1月16日