朝鮮が朝米高官会談を提案
【中日対訳】 朝鮮中央通信によると朝鮮の国防委員会報道官は16日、朝鮮半島の緊張局面を緩和し、地域の平和と安全を実現するため、朝米高官会談を提案するとの重要談話を発表した。
米国家安全保障会議(NSC)のヘイデン報道官は同日、朝鮮側との「信用できる」交渉を望むが、まず朝鮮側が国際的義務を履行しなければならないとの声明を発表した。米国務省は14日、日韓両国と18、19両日に朝鮮問題についてそれぞれ二国間、三カ国間会談を行なうと発表した。ニューヨーク・タイムズは、朝鮮が数カ月間の好戦的発言の後に米国との正式な会談を提案したのは、和平交渉の方向への発展だと指摘した。
韓国メディアは朝鮮側は朝米双方が相互訪問を実現し、国交樹立に近づいた2000年の状況の再現を望んでいるのだろうと分析した。当時オルブライト米国務長官が訪朝、趙明禄訪朝鮮国防委員会第1副委員長が訪米し、双方は代表部の相互設置について話し合いすらした。韓国・聯合ニュースはこれに先立ち朝鮮が提案した南北政府間会談が代表のレベルの問題で中止となったことに触れ、朝鮮が今回朝米会談というカードを切ったのも、南北政府間会談の再開を韓国側に迫る意図があると指摘した。本記事の送稿時点で韓国政府から正式な反応はまだない。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年6月17日