外交部:中印は軍事力の相互不使用を再確認
華春瑩報道官 |
中国外交部(外務省)の華春瑩報道官は24日の定例記者会見で「中印国境防衛協力協定の署名はシン首相の今回の訪中の成果の1つだ。協定は双方が軍事力を相手国に対して使用しないことを再確認し、中印国境実効支配線地域の平和・安定・安寧を引き続き維持することを約束し、双方間の協力の範囲と制度を明確化し、両国国境警備部隊および両軍間の連絡強化の方法などを規範化した」と述べた。
記者:シン首相の訪中時に中印双方は国境防衛協力協定に署名した。協定の具体的内容を紹介していただきたい。中国側は協定の効果と意義をどう評価するか。
華報道官:中印国境防衛協力協定の署名はシン首相の今回の訪中の成果の1つだ。数十年来、双方の共同努力の下、両国の国境交渉は良好な基調を維持し、国境情勢は全体的に平和と安寧を維持してきた。双方は国境をめぐる溝を効果的に管理・コントロールし、共同発展の大局を維持してきた。
今回、国境防衛協力協定に署名したことで、良いやり方と経験が法的形式で肯定され、今後双方が同様の状況を処理する際の要求と規範が確定された。協定は双方が軍事力を相手国に対して使用しないことを再確認し、中印国境実効支配線地域の平和・安定・安寧を引き続き維持することを約束し、双方間の協力の範囲と制度を明確化し、両国国境警備部隊および両軍間の連絡強化の方法などを規範化した。これは双方の友情と相互信頼を揺るぎないものにし、強化し、国境地帯の平和・安定をさらに維持するうえで重要な意義を持つ。また、中印友好協力関係を維持し、揺るぎないものにするとの双方の決意と意志が改めてはっきりと示された。
中国側には、インド側と共に努力して中印国境地帯の長期的な平和と安寧を引き続きしっかりと維持し、中印関係の長期的で健全な安定した発展にプラスの環境を築き、重要な保障を提供する決意と能力がある。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年10月25日