中国のおばさん
中国のおばさんとは、2013年の国際金相場暴落を受け、金を購入するために殺到した大量の中国人個人客を指す。多くは金のアクセサリー製品を購入するおばさん層で、金の価値維持に期待を抱いている。しかし金市場は予測が難しいため、中国のおばさんによる盲目的な投資にはある程度のリスクが潜んでいる。
2013年4月15日、金価格が1日に20%暴落した。金製品を扱う各店舗には大量の中国人が押し寄せ、数キロの金を一度に購入するケースもあった。彼らは金市場で底値買いをする「中国のおばさん」と呼ばれた。
「中国のおばさん」が今年、世界で最もホットなキーワードとなると予測する人もいる。米ウォール街の金融界のボスはこのほど、米連邦準備制度理事会(FRB)の意を受けて金を空売りしたが、中国のおばさんが殺到するとは予想だにしなかった。300トンに上る金(1000億元相当)が瞬く間に買われた。ウォール街で売り出された金は、おばさんたちが全て買い上げた。
空売り競争の結果、真っ先に投降したのは世界企業上位500社に入る米金融グループのゴールドマンサックスだった。
世界の金を買いつくした中国のおばさんたちは今、韓国済州島の不動産プロジェクトに狙いを定めているという。(編集SN)