中国が25日連続で釣魚島海域巡航 常態化で反撃
「中国海警2350」「中国海警1126」「中国海警2102」「中国海警2146」からなる中国海警局の船隊は10日も引き続き、釣魚島(日本名・尖閣諸島)周辺の中国領海内を巡航した。これにより釣魚島海域での中国側のパトロールは25日連続となった。中国新聞網が伝えた。
■25日連続で釣魚島海域をパトロール
共同通信によると、日本海上保安庁の巡視船は中国海警局の船4隻が10日午前9時前後(現地時間)に相次いで釣魚島周辺海域に進入し、約1時間後に離れたことを確認した。中国公船は前回7日から8日にかけて、過去最長となる28時間余り同海域にとどまった。中国公船による釣魚島周辺海域の航行はすでに25日連続となった。
中国国家海洋局ウェブサイトによると、「中国海警2350」「中国海警1126」「中国海警2102」「中国海警2146」からなる中国海警局の船隊は10日も引き続き、釣魚島周辺の中国領海内を巡航した。
■中国海警船の釣魚島巡航が最長記録を達成
中国海警船隊は7日から8日にかけて釣魚島周辺の中国領海内で権益維持と巡航を行なった。巡航中に発見した日本側の権益侵害船に対して、釣魚島の主権についての中国政府の立場を厳正に表明したうえで、排除を行なった。報道によると、中国海警船は釣魚島周辺の領海内に中国公船として過去最長となる1日以上とどまった。
中国外交部(外務省)の洪磊報道官は8日、中国海警船隊による釣魚島海域での権益維持と法執行に関する記者の質問に「釣魚島及びその附属島嶼は古来中国固有の領土である。中国公船の釣魚島海域での巡航と法執行は、固有の主権の行使である。日本側は歴史と現実を直視し、すべてのの挑発的言動を止め、問題の適切な管理・コントロール・解決のために的確な努力をすべきだ」と重ねて表明した。