地獄の春節帰省ラッシュ、必携グッズ7点 中国
中国では毎年、春運(春節前後の帰省ラッシュ、今年は1月26日から3月6日の40日間)シーズンになると、まるで地獄のような混雑の苦しみを少しでも緩和できるアイデアグッズが発明される。今年の春節(旧正月、2月10日)を前に、ネットユーザーが、地獄の帰省ラッシュに備える必携グッズ「春運7種の神器」を選んだ。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
(1)「硬座宝」
硬座(2等席)で帰省する人は、眠る時、これを用いる。支柱に2枚の四角いクッションが取り付けられており、1枚に胸をもたせかけ、もう1枚に頭を載せる。支柱の高さは調整可能で、「2等席を一瞬で寝台に替える」ことができる。
発明者の陳健全さんは「一本の支柱(主柱)に、2本のサブ支柱が付いている設計で、2本のサブ支柱にはそれぞれクッションが取り付けられている。普通席で長時間座った姿勢のままでいると、腰椎と頸椎が圧迫されるが、この圧迫を緩和する効果がある」と説明した。この発明は、すでに国家から発明特許を取得済みという。国家知識産権(知的所有権)局公式サイトには、「発明名称=多機能旅行睡眠支柱、発明=陳健全」で、この発明が掲載されていた。某オンラインショッピングのサイトで「硬座宝」を検索したところ、約50店のネットショップが実際に販売していた。一見したところ、楽譜の譜面台に似ており、販売価格は100元(約1440円)から300元(約4320円)。