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「関東大震災中国人虐殺を忘れるな」華僑指導者が呼びかけ

 在日華僑の活動家として有名な旅日華僑中日交流促進会の林伯耀会長は8日、「関東大震災時の中国人虐殺を忘れるな」と華僑同胞に呼びかけた。また、林会長は、今年9月1日の関東大震災記念日に、犠牲者の追悼大会を開催することを提案した。中国青年報が伝えた。

 1923年9月1日、日本でマグニチュード(M)7.9の「関東大震災」が発生した。「当時、中国は日本に対して無私の支援を行ったが、日本人は、この機に乗じて、多くの在日中国人を虐殺した」と林会長は指摘した。

 仁木富美子氏や今井清二氏など日本人研究者の調査によって得られた少数の生存者による証言によると、当時、日本軍、警察、扇動された一部市民が、暗くなった後、都内江東区大島町にある中国人居住区に押し寄せ、無抵抗な中国人を次々と殺害したという。江東区だけでも名前が判明している中国人犠牲者は600人を上回った。江東区以外でも同様の事件が起こったが、犠牲となった中国人の総数をまとめた統計資料はない。

 犠牲者には、学生運動のリーダーとして有名な王希天氏も含まれていた。王氏は、周恩来元総理と同時期に日本に留学、2人は親友同士だった。王氏は1918年、「全国学生救国団」運動の代表となった。この団体は、あの「五・四運動」を率いる団体となった。「関東大震災中国人虐殺」の情報が国内に伝わると、大きな抗議の動きがわき起こった。1924年3月4日に北京で催された追悼大会には、3万人以上の人々が参加した。

 林会長は「今もなお、日本政府は虐殺という真相に蓋をしている。歴史教科書にも、この悲惨な史実は掲載されていない」と訴えた。

 関東大震災発生時に中国人と同じく虐殺の被害に遭った韓国人は「関東大震災朝鮮人犠牲者追悼碑」を東京に建立したが、中国人犠牲者を追悼する慰霊碑は、今もなお建立されていない。(編集KM)

 「人民網日本語版」2013年7月11日

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