中国各地、河川増水で深刻な被害
このところ各地が豪雨に見舞われ、河川増水による被害が深刻化している。
16、17両日に遼寧省東部は豪雨や大豪雨、局地的に特大豪雨に見舞われた。遼河の支流である渾河上流では50年に一度の大規模な増水が発生。15市・県が被害を受け、被災者は72万人に達した。吉林省樺甸市紅石鎮での山津波による死者はすでに14人に達し、省全体で10万人以上が避難。まれに見る甚大な水害を受けて黒竜江省は16日に緊急対応態勢を始動。省民政庁が作業チーム30組余りを増水による危険の大きな地区に派遣し、地元政府による被災者の避難作業を指導した。
広東省各地も豪雨や特大豪雨に見舞われた。降雨範囲は西から北東へ拡大し、各河川の水位が上昇。省当局は対応の緊急度を引き上げた。16日午前0時から17日午後4時までに今回の豪雨で100万3800人が被災し、6人が死亡、3人が行方不明となり、直接的な経済損失は12億2800万元に達した。
中央気象台は17日午後6時時点で「豪雨青色警報」を継続。17日午後8時から18日午後8時までに広東省、広西チワン族自治区、湖南省南部、江西省南西部、貴州省北西部および南東部、雲南省南部で大雨または豪雨を予想している。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年8月18日