「中国不眠都市」トップ5は上海 北京 杭州 深セン 広州
夜が深まっても一向に眠れない人は、一体どれくらいいるのだろう? ショッピングサイト大手・淘宝網がこのほど発表した「不眠マップ」によると、眠ろうとしても眠れない「仲間」は、全国至る所にいる。「眠れない」住民が多く住む都市トップ5は順次、上海、北京、杭州、深セン、広州だった。北京日報が伝えた。
この「不眠マップ」は、アイマスクと耳栓という2種類の睡眠改善グッズの最近5カ月間の販売量を分析して作成された。分析の結果、「眠れない」人々の分布には、明らかな地域的特徴が見られた。淘宝網での「睡眠改善グッズ」の売れ行きは非常に良く、耳栓は20万個、アイマスクは約9万件売れた。このうち、住民1人当たりの購入量が最も多かった上位5都市は順次、上海、北京、杭州、深セン、広州、上位3省は江蘇、広東、浙江だった。
「夜なかなか寝られない」と「朝なかなか起きられない」はワンセットになった現象で、寝る時に耳栓やアイマスクなどのお助けツールに頼る人がますます増えていると同時に、目覚まし無しには朝起きられない人も増えている。統計データによると、目覚まし時計を購入する住民の割合が最も多いのも、「不眠」の人が多い都市だった。
また、調査の結果、「不眠」に悩む人の多くは若者であるという事実も判明した。例えば、最近5カ月間のアイマスク購入者を見ると、18歳-29歳の若者が全体の約7割を占めた。某ネットユーザは、「寝付きの良い人は皆同じような人だが、なかなか寝られない人にはそれぞれの理由がある」と自嘲気味にコメントした。専門家も、「各種睡眠改善グッズは、あくまでも補助的な役割しか果たせない。心理面でのセルフ・コントロール術を身に付けることが何よりも重要だ」とアドバイスしている。(編集KM)
「人民網日本語版」2013年7月29日