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韓国人整形医の“モグリ”が問題に 登録医師わずか6人

 11月1日に放送された中国中央電視台(CCTV)のインタビュー番組「焦点訪談」で暴露された「北京の韓国人整形外科医の多くは中国での医師免許を持っていない」という状況について、北京市衛生局はこのほど、韓国人医師の違法医療行為を重点検査していく方針を明らかにした。同局によると、今年10月末までに北京市で就業登録している外国人整形医は、韓国人医師6人を含むわずか8人にすぎない。「北京青年報」が伝えた。

▽“韓国”の看板を出したがる整形医療機構

 「焦点訪談」の報道によると、韓国の整形術を崇拝する整形希望者の心理に迎合して、多くの整形美容機構に“韓流”の風が吹いている。これらの機構は、「韓国式鼻整形」や「韓国式顔整形」などの“韓国式整形”を売り文句とし、韓国のカリスマ医師による診察や手術を看板に掲げている。

 相談に来る患者には、「当院の先生は韓国人です」とか「当院は韓国の整形医院の北京分院です」、「韓国人医師が毎週末手術に来ます」といった文句がセールスポイントとして語られる

 分析によると、整形美容機構が“韓国”を強調したがるのは、多くの患者を集めたいという意図のほかに、より多くの経済利益を得られるといううまみがあるためだという。

 調査によると、韓国式整形には驚くほどの価格が付けられている。いわゆる韓国人医師の手術価格は中国人医師よりも高く、少なくても30%、高ければ60%上回ることもあり、韓国に整形旅行に行くよりも高い値段が付けられていることもある。だが業界関係者によると、中国にアルバイトに来るこうした韓国人医師に“カリスマ医師”はおらず、ほとんどが韓国では三流、四流の医師だという。

▽北京市で就業登録している韓国人医師はわずか6人

 韓国人整形医の違法医療が横行している現状に対し、市衛生局は3日、韓国人医師の診察や手術を標榜している医療機構を対象とした事前通知なしの検査を行っていく方針を明らかにした。市衛生局によると、今年10月末までに、同市で就業登録している外国人整形外科医は8人で、そのうち韓国人医師は6人にすぎない。

 専門家によると、中国衛生計画生育委員会の規定で、外国籍医師が中国に来て短期的な医療行為を行うには、中国での医療従事許可証の取得が必要となる。外国籍医師が中国での医療従事許可証を取得するには、所在国の医療執業証書と医師証書、学歴証明を提出した上で、中国の専門試験をパスしなければならない。

 市衛生局は今後、公式ウェブサイトを通じて、整形外科と美容外科の診療項目がある市内の医療機関200カ所余りの情報を公開し、整形医療希望者の参考とすることとしている。北京市が医療美容資格を認定した医師は908人で、そのうち美容外科が356人、美容歯科が463人、美容皮膚科が89人。認定医のリストはすでに今年7月に一般公開されている。市衛生局は今後、さらに多くの情報の公開を続けていく方針だ。(編集MA)

 「人民網日本語版」2013年11月5日

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