【「元高」なのに、国内では元の価値が下がっているように感じるのはなぜ?】2005年には500グラム当たり1元9角(約30円)だったお米が、現在は3元3角(約53円)と、8年間で約1.8倍になった。つまり、「お米の購買力」という面からみると、今の1000元は、当時の物価で576元分の価値しかなくなった(価値が下がった)ことになる。普段の生活の中で、庶民はお金の価値が下がり続けていると実感している。しかし、国外では人民元の価値が上がり、「元高」と言われている。実は、前者は人民元の購買力、後者は為替レートによるもので、2つは違う概念なのだ。
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