「中国姓氏分布地図」が完成 顕著な地域別特徴
中華伏羲文化研究会華夏姓氏源流研究センター主任の袁義達研究員と系譜学を専門とする中国文化促進会の邱家儒・副主席は、中国人に多く見られる400個の名字について「姓氏分布地図」を共同で製作、このほど出版された「中国四百大姓(中国人の姓トップ400)」に収蔵された。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
袁研究員は、「同書に収蔵された『姓氏分布地図』は、頻度を表示した地図であり、ひとつの地域である姓を持つ人の地域総人口に占める割合が示されている。中国人の姓の地理的分布は、かなり長期にわたり大きな変化は見られていない。400種の姓を持つ人が中国の総人口の97%を占めていることから、この地図も、ほぼ全ての国民の姓氏分布を示している」とコメントした。
あらゆる中国人の姓は、3千年以上の歴史を擁している。それぞれに2つ以上の源があり、現在の形になるまでに濃厚な地方的特色を帯びてきた。それらの分布と頻度の詳細は、400枚の「姓氏分布地図」を一目見れば分かる。
「中国四大百姓」によると、最も頻度の高い苗字を省・自治区別に見ると、次の通りとなる。
▽河南省:王、李、張、趙、馬、郭、韓、曹、田、杜、魏、任、傅、范、石、賈、侯、秦、閻、段、史
▽山東省:劉、孫、高、宋、董、于、姜、孟、邵、孔
▽広東省:陳、黄、呉、林、鄭、梁、謝、◆(登におおざと)、馮、蔡、葉、蘇、鐘、廖、邱、江、黎、頼、温
▽四川省:楊、何、羅、唐、袁、蒋、雷、文
▽湖南省:周、曾、彭、蕭、譚、尹、龍、賀、◆(龍の下に共)、向