成都空港、ビザ免除のトランジット客を対象に専用サービス
成都双流国際空港(成都空港)は、72時間以内の滞在という条件を満たして通過(トランジット)ビザの取得を免除された外国人旅客を対象としたトランジットサービスを開始した。優待券や専用休憩室の提供、観光エリア直通バスの運行などのサービスを行う。新華網が報じた。
成都空港は、他都市発の航空便や重慶発の列車によって同空港に到着してから72時間以内に第三国に赴く、ロンドン・ソウル・東京・バンコク・ボンベイ・ハノイ・ドーハ・シンガポール・クアラルンプール・カラチ・メルボルン・カトマンズ・フランクフルト・アブダビ・アムステルダムからのトランジット客を対象として、額面50元(約830円)の買物優待チケットおよび80元(約1340円)宿泊優待チケットを提供することとした。トランジット客は、これら2種類の優待券のいずれかを選び、利用できる。
成都空港は、日を追うごとに増加するトランジット客のニーズに対応するため、T1国際出発ターミナルビル3Fに、設備・機能が完備されたトランジット客専用休憩室を設けた。トランジット客は、休憩室内に備え付けられたソファベッド、シャワー、無線ネットワークなどを無料で利用できる。また、T1国際出発ターミナルビル8番出入口とT2出発ターミナルビル9番出入口の外には、電動カート乗り場が設けられており、トランジット客は、乗継便のチケットなどを提示すれば無料で利用できる。このほか、高齢者・病人・身障者・妊婦など特別な配慮が必要な旅客の便宜を図るため、空港ターミナルビル間を往復するシャトルバスが運行されており、対象客は無料で利用できる。
成都空港は、滞在が72時間以内の外国人旅客を対象としたビザ免除措置に絡み、「観光エリア直通バス」を運行させる。国際便トランジット客および滞在が72時間以内のビザ免除対象旅客は、空港T1・T2ターミナルビル1Fの国際トランジット・サービスステーションで、このバスの乗車申込ができる。各観光地での滞在時間はさまざまで、旅客は自分の乗継スケジュールに応じ、武侯祠博物館、錦里、都江堰、青城山、成都パンダ繁殖育成基地、寛窄巷子、金沙遺跡博物館、杜甫草堂、三星堆などの観光地への送迎・遊覧サービスを選択できる。(編集KM)
「人民網日本語版」2013年11月25日