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中国東北部で豪雪黄色警報発令 一部で積雪30センチ


 鉄嶺、阜新、盤錦など中国遼寧省の各地では、24日午前中から濃霧が発生した。省気象災害警報センターは各地で続々と、濃霧赤色警報や煙霧黄色警報を発令した。瀋陽市では、2日続けて重度の煙霧が発生し、市内のほぼ全域で、煙霧が最も深刻なレベルに達した。人民日報が報じた。

 遼寧省気象災害警報センターは24日午前、続々と濃霧橙色警報を発令した。盤錦市街地、大窪県、鉄嶺、阜新の各地では、濃霧で視界が50メートル以下となり、濃霧は数時間続いた。

 中国中央気象台は24日午後6時、豪雪黄色警報を発令した。24日午後8時から翌25日午後8時にかけて、黒竜江省中東部、吉林省中東部、遼寧省北部の各地は豪雪に見舞われ、特に、黒竜江省東部と吉林省長白山地区は大豪雪となる見込み。これらの地域では、積雪が5センチメートルから15センチメートル、一部地域では18センチメートルから30センチメートルに達すると予想される。降雪とともに、5級から6級(風速8メートルから13.8メートル)の北寄りの風が吹き、一部地域では吹雪となる見通し。

 今回の降雪が予想される範囲は、前回とほぼ重なっており、特に東北地方北部が激しいと予想され、豪雪あるいは大豪雪となる見込み。だが、降雪が続くのは26日までと見られる。

 気象専門家は、今回の降雪に関し、以下の注意を呼びかけている。

 「東北部での降雪は、24日夜半から25日昼間がピークとなる見通し。黒竜江省のほぼ全域で雪が降り、遼寧省東南部では雨がみぞれに変わり、吉林省のほぼ全域ではみぞれが雪に変わるだろう。東北部、特に吉林省松原の地震被災地では、住民生活、交通・運輸、農業施設、暖房・電力・通信インフラへの雪によるマイナス影響に十分警戒すべきだ。25日朝の通勤時間帯には、雪による影響が大きいと予想される。住民は、できるだけ公共交通機関を利用すること。また、関連部門は、大雪や路面凍結などによる交通へのマイナス影響を最小限に留めるよう、迅速に各種措置を講じる必要がある」。

 中央気象台の予報によると、今後1週間は寒冷前線の活動が活発になるため、東部の多くの地域で、気温が例年より1℃前後低くなる。26日から28日にかけて、より強い寒気団が中東部を覆い、気温は4℃から8℃、局地的には10℃以上気温が下がる見込み。長江の中・下流とそれより北の地域では、4級(風速5.5メートル)前後の北寄りの風が吹く。華北北部と東北の一部地域には雪が降り、華北の一部では初雪となる見込み。(編集KM)

 「人民網日本語版」2013年11月25日

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