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中国の高速鉄道、タイ進出図る ライバルは新幹線

 中国の高速鉄道の海外進出に関する新たなニュースが入った。数日前に流れ始めた「中国国家発展改革委員会の副主任の率いる訪問団がタイに赴き、高速鉄道の協力合意を結んだ」との情報だ。だがこれ以上の詳細はなく、タイで進められている高速鉄道の入札とこの協力にどのような関係があるのかもわかっていない。「国際金融報」が伝えた。

 原稿作成時点で、中国鉄路総公司と国家発展改革委員会は、高速鉄道プロジェクトでのタイとの協力に関する情報を発表していない。また記者が連絡した複数の業界関係者や専門家からも、正確な情報は得られなかった。

 だがある専門家は、この情報の真偽はどうあれ、タイが計画している高速鉄道プロジェクトの入札で中国は一定程度の優勢を持っているとの見解を明らかにした。中国とタイとの関係はますます安定化し、良好な政治関係が醸成されており、高速鉄道での協力を妨げる地政学的な要因が弱まっている。さらに中国の高速鉄道には、日本の新幹線やドイツ・フランスの欧州鉄道技術と比較した場合のコストの低さという強みもある。

 ▽高速鉄道の建設を急ぐタイ

 タイはここ数年、東南アジアで初めての高速鉄道の実現を進めてきた。タイ運輸省による鉄道・高速鉄道の発展総体計画はタイ内閣によってとうの昔に認可されている。だが今年行われることになっていた高速鉄道入札は、具体的な情報が発表されないままの状態が続いた。10月29日になってやっと、タイ運輸省輸送交通政策企画事務局のチュラー・スックマノップ局長が、2014年に「高速鉄道プロジェクトの入札を行う」という現時点での予定を発表した。

 入札がいつ行われるにせよ、中国は多くのライバルに直面することとなる。タイの経済紙(中国語名「経済基礎報」)は10月末、中国のほかに日本やドイツ、オーストラリア、フランス、スペイン、カナダ、韓国などの企業がプロジェクト入札への参加意向を示していると報道した。オーストラリアの駐タイ大使のJames Wise氏は、「オーストラリアの企業には、技術革新によってコストを節約すると同時に、世界で最も進んだ鉄道を生産する能力がある」とアピールしている。

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