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アベノミクス 急ブレーキの原因は? (2)

 外部リスクは、実際には致命的な問題ではない。外部リスク・国民の懸念・国際的圧力に対する安倍政権の反応は、タイムリーさと力強さに欠け、市場を大きく失望させた。これが日本株式市場にとって、致命的な一撃となったのだ。日本の国債利回りの上昇にはプラスの意味が含まれるが、「日銀の国債購入政策が奏功しなかった」結果のようでもある。特に日銀が4月4日に、予想を上回る規模の量的緩和策を発表したことを受け、安倍首相や黒田総裁の「弱気」で「無作為」な態度は、無能無策と見られやすくなっている。実際に、黒田総裁が5月22日に国債市場の変化に対して消極的な発言をし、23日の暴落後に安倍政権もタイムリーかつ有力な対策を講じなかったことから、日本株式市場は「悲観ムードを自ら実現する」過程で自由落下運動に入っている。

 事実をありのままに見ると、日経平均株価の暴落はアベノミクスの失敗を意味しないが、安倍首相のこれまでの努力が無駄になったことを意味している。7月前にアベノミクスが積極的な効果をもたらし、日本の物価上昇ムードが形成され、経済回復の自信を高める。アベノミクスの段階的な成功により、安倍首相が7月の参議院選で勝利を収め、ねじれ国会を終了させる。安倍首相はその後さらに「円安+金融緩和+財政緩和」の組み合わせに、明瞭な構造改革の政策を加え、アベノミクスの政策体系を完全に構築する??。これは日本経済の理想的な回復の流れだが、残念なことに幸先良いスタートを切りながらも、安倍首相のこれまでの成果が無になった。これはアベノミクスの成功確率を引き下げ、さらに日本経済、ひいては世界経済の回復により多くの不確定要素をもたらした。(編集YF)

 「人民網日本語版」2013年6月5日

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