中国のおばさんが金を買い占め 安心感の欠如が原動力に (2)
damaは金売り場で「向かうところ敵なし」となっている。しかし彼女たちは、世界金取引市場の主役ではない。damaが金価格を揺るがすという説にも、基本的な根拠が欠けている。今年第2四半期に金価格が数回の暴落を経たことを受け、金ETFが大規模な金売却を行った。中央銀行の金購入量も減少した。世界黄金協会のデータによると、第2四半期の金の全体的な需要は12%減となり、4年ぶりの低水準の856.3トンとなった。
damaの海外進出後、多くの外国人がこの特殊な人々について様々な議論を展開している。ある海外メディアはこのほど、「damaが、英語が主流の秩序正しい金融用語の仲間入りを果たしたことは、少し馬鹿げた騒ぎのように感じる」とした上で「このdamaたちは意欲的だが衝動的で、精力あふれるが盲目的で、利益の計算に長けているが目が効かない」と分析。さらに「これらの特徴は、damaがビジネスの場において、最後に笑う人になれないことを暗示している」と指摘した。
実際のところ、これらの外国人は知るよしも無いが、damaたちにウォール・ストリートのエリートたちと対決する気は毛頭ない。彼女たちが金を追い求めてやまないのは、金価格が上昇するのを狙っているからではなく、主に安心感の欠如によるものなのだ。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年8月19日