スタバは暴利? 5元のカフェラテを27元で販売 (2)
高利益率は、スターバックスの中国での急成長を支えている。同社の中国公式サイトによると、同社は中国ですでに1001店舗を開店しており、2014年には中国が米国に次ぐ世界2位の市場になる見通しだ。同社はさらに、2015年には大陸部で1500店舗を運営する計画という。
◆コーヒー以外の価値とは
スターバックスは中国での高利益について、「価格は原材料と設備、社員の待遇などのさまざな要素に基づくものであり、当社の世界での販売価格に大きな差が生じている。中国での高利益率は、中国直営店の数が少なく、フランチャイズ店が過去の投資を除いた利益のみを計上しているためで、利益が高額になっている」と説明した。
本紙記者が昨晩スターバックスの関係者を電話取材したところ、担当者は「当社には独自の価格設定基準がある。提供しているのはコーヒーだけではなく、家庭や会社とは異なる第3の空間を提供している。スターバックスでは、世界で最もすばらしいコーヒーの体験とリラクゼーションの文化を見つけることができる」と回答した。
●瀾珈琲学院(BCC)の創始者である斉鳴氏は、「コーヒー業界が大都市で獲得する利益は現在、人々が想像するほど多くはない。米国のスターバックスでは、テイクアウトの比率が86%に達する。つまり約9割の利用者は内装やスペースをそれほど重視しておらず、都市の空間を占有していないことになる。一方で中国では、7−8割の消費者が店内で数時間座り込む。彼らが消費しているのはコーヒーだけではなく、テナント料、サービス、ソファー、BGM、空間全体などが含まれる。それならば同じ価格設定になるはずがない」と指摘した。
◆ネットユーザー、理性的に値下げを希望