中国は中等先進国の扉をくぐった 専門家 (2)
毛所長によると、中国は中等先進国の扉をくぐっても、急速な発展ペースを維持して、徐々に「普通の」先進国になるとみられる。世界の先進国と同じように、未来の中国には社会の消費構造がグレードアップし、国内消費市場をよりどころとし、手厚い社会保障の下で、労働力価格が大幅に上昇するといった特徴が現れるとみられる。こうした過程の中で中国経済の発展ペースは相対的に鈍化し、GDPに占める対外輸出の割合は徐々に低下するとみられる。まさしくこうした過程の中で、中国は世界一の経済体への道のりを一歩ずつ歩むことになると予想される。
経済協力開発機構(OECD)が10日に発表した報告書「2060年の見通し 超長期的成長へのグローバルな視点」によると、中国は早ければ2016年にも米国に取って代わり、世界一の経済体になる可能性があるという。
だが毛所長は、「中国は19年から22年の間に米国に代わって世界一の経済になる」と予想する。
関連の資料によると、先進国(中国語では「発達国家」または「発展国家」)とは経済発展水準が高く、先進的な技術をもち、生活水準が高い国を指す。工業国、経済発展が大きく進んだ国(MEDC)などとも呼ばれる。現在、国連は文書により、米国、日本、ドイツ、フランス、英国、イタリア、カナダをはじめとする44カ国・地域を先進国と認定している。(編集KS)
「人民網日本語版」2012年11月13日