ネットユーザーの過半数、日本車の販売回復は困難と回答 (2)
◆日系合弁会社の販売減 中国企業の業績にも影響
中国自動車工業協会が発表した、2012年10月中国国内乗用車販売データによると、販売トップ10の自動車メーカーは、一汽VW、上海VW、上海GM、北京現代、長安フォード、吉利汽車、神龍汽車、東風悦達起亜、比亜迪、奇瑞汽車の順となり、計63万1400台でセダン販売台数の69.76%を占めた。一方で日系合弁会社の販売はさらに打撃をこうむり、トップ10内に1社もランクインしないという事態に陥った。広汽トヨタ、一汽トヨタ、東風ホンダ、東風日産の販売減が特に目立った。
日本車販売台数の持続的な減少は、中国国内の合弁会社の業績に悪影響を及ぼしている。東風ホンダ、東風日産という2社の合弁会社を持つ東風汽車が発表した第3四半期業績報告によると、同社の第1-3四半期の売上高は前年同期比13.27%減の139億7400万元に、純利益は94.16%減の1800万元のみとなった。
広汽ホンダ、広汽トヨタを持つ広汽集団の第3四半期業績報告によると、今年7-9月の同社の合弁・関連会社による投資収益は、前年同期比54%減、前四半期比43%減の5億4400万元にとどまり、2011年第2四半期ぶりの低水準となった。同社の業績低迷の主因は、日本車の大幅な販売減によるものとされている。(編集YF)
「人民網日本語版」2012年11月14日