トラブル相次ぐボーイング787 納入を一時停止
【中日対訳】 米国ボーイング社は18日、トラブルが相次いでいる中型旅客機「ボーイング787」について、機体に使われたリチウム電池とバッテリーシステムの問題が解決するまで、同機の納入を一時停止することを明らかにした。生産は継続して行うという。「人民日報」が伝えた。
ボーイングは米国と日本の航空監督管理機関による調査結果の発表を受けて、今回の決定を下した。米運輸省のレイ・ラフード長官によると、同機で使用する電池の安全性が完全に確定するまでは、しばらく納入を停止するという。日本の国土交通省は同機の事故についてさらに調査を進め、調査結果を米連邦航空局(FAA)とボーイング社に通知するとしている。これまで同機では電池から発火したり、オイルが漏れたりする事故が相次いでおり、FAAは運航を停止するよう命令を出した。現在、複数の航空会社が保有する50機の稼働を控えている。(編集KS)
「人民網日本語版」2013年1月21日