西部国際博覧会が成都で開幕 各国政府要人が出席
第14回中国西部国際博覧会の開幕式と第6回中国西部国際協力フォーラムが23日、四川省成都市で行われた。国務院の汪洋副総理がフォーラムに出席し、基調講演を行った。中国新聞社が伝えた。
フォーラムには、オーストラリアのクエンティン・ブライス総督、カナダのデイヴィッド・ロイド・ジョンストン総督、マケドニアのジョルゲ・イヴァノフ大統領、タンザニアのミゼンゴ・ピンダ首相、モンゴルのノロブ・アルタンホヤグ首相、ベラルーシのトジク・アナトーリ副首相、フランスのジャン=ピエール・ラファラン上院副議長(元首相)をはじめとする各国の政府要人が出席し、それぞれスピーチを行った。
同博覧会は2000年にスタートし、国家発展改革委員会、商務部(商務省)、工業情報化部(工業情報化省)など10を超える国の部門・委員会と西部12省・自治区・直轄市、および新疆建設兵団が共同で主催するもの。西部大開発戦略の実施を加速させ、国際経済貿易の交流・協力を展開する重要なプラットフォームとなっており、これまでに13回開催されている。
今回のテーマは「地域協力の新たな局面を構築し、西部発展の新たな活力を喚起する」。メーン会場には世界72カ国・地域、国内の28省区市、新疆生産建設兵団の企業約4千社が出展し、四川省は21のすべての市(自治州)から企業が出展した。来場社は業者を含めて6万人を超える見込みだ。
汪副総理は基調講演の中で、西部開発の任務は重く道は遠く、貧困問題の解決と地域のバランスの取れた発展の促進という任務も重く道は遠い。西部大開発を優先的に推進しようとする中国の決意は変わらず、西部大開発の推進政策も変わらず、取り組む力が弱まることはないと述べた。
オーストラリアのブライス総督によると、今回の博覧会は、発展しつつある西部地域や中国の急速な発展・変化に世界の注目を集めることに成功した。バランスの取れた発展や共同の繁栄というテーマにも注目している。一つの社会、一つの国が発展して強く大きくなろうとするなら、すべての人がともに繁栄するよう努力することが必要だという。
カナダのジョンストン総督によると、今回の博覧会でカナダを含む世界各国の企業が国と国との二者関係を強化するのに成功し、新しい経済的チャンスを創造するのをその目で見た。協力が非常に重要であり、特に国家間の協力が非常に重要だ。参加者が協力の重要性をよく認識し、新しく大胆なやり方で協力を進めることを願うという。
今回の博覧会は27日まで行われ、今回初めて主賓国が設定され、モンゴルが確定した。筆頭機関は雲南省、テーマ市(州)は四川省阿バ蔵族羌族自治州。また初めて県級都市(ブン川県)にサブ会場が設置され、一連のイベントが行われている。(編集KS)
*バ:「土偏」に「覇」
*ブン:「さんずい」に「文」
「人民網日本語版」2013年10月24日