ブロードバンド中国戦略 人々の暮らしにもたらす変化とは? (2)
「ブロードバンド中国」戦略の実施は国家財政の支援を受け、都市部・農村部の情報の差を縮小する。中国国家発展改革委員会体制改革研究所産業室の史煒主任は、「国はブロードバンドネットワークの財政資金援助を拡大し、中央の各種特別資金を十分に活用し、地方の関連資金をブロードバンドネットワーク研究開発・産業化に向けさせ、農村および革命根拠地・少数民族居住地域・辺境地区・貧困地区のブロードバンドネットワークの発展を促す」と語った。
◆法制度の整備、部門間の壁を解消
電気通信関連の法整備がされておらず、部門間の利益の壁が生じたことから、三網融合(通信網、インターネット、有線テレビ網の融合)などの情報技術応用はこれまで一般人の生産・生活にスムーズに進出していなかった。
「ブロードバンド中国」戦略は、部門間の摩擦を取り除き、部門を跨ぐ協調体制を施行する。また統一計画と協力を強化し、重大問題を解決し、戦略の貫徹を着実に推進する。
中国国務院は「ブロードバンド中国」戦略の中で初めて、「地方各級人民政府はブロードバンド発展を、地区の経済・社会および都市化の発展計画に盛り込み、組織と指導を強化し、実際の適切な程度と結びつけ事前に手配し、資金投入と政策支援を強化し、建設の重複を回避し、現地のブロードバンドの急速かつ健全な発展を促さなければならない」と提起した。これはブロードバンドネットワーク建設の順調な推進の武器となるだろう。
苗部長は、「ブロードバンド中国戦略を受け、中国は三網融合を全面的に推進し、電気通信およびラジオ・テレビ事業の融合を加速し、三網融合が必要とするネットワーク情報・文化安全の監督管理メカニズムを構築・整備する。ブロードバンドネットワークの監督管理制度を健全化し、監督管理能力の建設を強化し、監督管理層の地級市への進出を促す」と表明した。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年8月20日