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華為 業界初のFTTDソリューションを発表

 華為技術(ファーウェイ)は2月7日、業界初の光ファイバーを軒先まで敷設するFTTD(Fiber to the door)ソリューションを発表した。回線技術の革新、プロジェクト実行技術、OAM(ネットワークの保守運用機能)技術の革新により、既存のツイストペアケーブルや同軸ケーブルなどを活用して、100Mbpsから1Gbpsの速度を誇るウルトラブロードバンドを実現し、通信事業者に優れたブロードバンド・アクセス・ソリューションを提供する。人民日報が伝えた。

 情報・通信技術の高度発展に伴い、人々は近い将来、家庭用の大型テレビでピクセル密度の高いフルハイビジョン動画を楽しめるようになる。またさまざまな「クラウド技術」を通じ、テレビ会議、スマート検索、遠距離モニタリング、文書保存が行える。これらの技術と応用の実現には、100Mbps以上の超高速ブロードバンドのサポートが欠かせない。現在一般家庭のブロードバンドは、電話回線を利用したADSL方式が最も普及している。ADSLは電話回線の損耗と制限により、2−20Mbpsの速度しか提供できず、ユーザーの今後の需要を満たせない。最新のFTTHプランは、光ファイバーによる超高速ブロードバンドを家庭内まで敷設し、100−1000Mbpsのブロードバンドを提供する。しかし光ファイバー敷設は電話回線より厳しい条件を満たす必要があり、既存の回線を利用することができず、敷設の際に壁に穴をあける必要がある。これにより家庭内の内装が損なわれ、一部のユーザーにとって受け入れがたいものとなっている。

 長年の技術研究・プロジェクト検証を経て、華為は画期的なFTTDを開発した。同プランは光ファイバーアクセス装置を、玄関やケーブル配管内など、ユーザーに近い屋外に設置し、既存のツイストペアケーブルや同軸ケーブル、イーサネット・ネットワーク・ケーブルを活用することで、光ファイバーの敷設が不要となる。またFTTDは短い回線、最新の接続技術により、100Mbpsから1Gbpsの速度に達するブロードバンドを提供可能だ。FTTDはさらにアース接地や機器設定の簡易化といった新技術により、プラグアンドプレイ機能をサポートする。

 FTTDの採用により、設置場所における複雑な設定が不要になり、既存の電話回線を基礎とした上でブロードバンドの利用が可能になる。8GBの高画質映画をダウンロードする際、速度が2MbpsのADSLを利用すると約11時間が必要になるが、1GbpsのFTTDブロードバンドを利用した場合、約500分の1の1分余りで完了できる。

 華為のFTTDは世界の各通信事業者のネットワークによる試験を完了しており、これから欧州・中東などの市場で商用化に向け試験を進めていく。(編集YF)

 「人民網日本語版」2013年3月18日

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