中国科学研究機関 ネイチャー誌の論文掲載数が急増
総合科学雑誌ネイチャーのアジア太平洋ウェブサイト版はこのほど、2012年「Nature Asia-Pacific Publishing Index」を発表し、「アジア太平洋の科学研究は世界で重要な地位を占めている。特に中国は2012年に科学研究を精力的に展開し、日本のアジア太平洋地域における首位の座をおびやかした」と指摘した。人民日報が伝えた。
アジア太平洋地域のトップ10の研究機関のうち、日本が6つの席を、中国が2つの席を占めた。同ランキングは、ネイチャーおよびその関連誌に掲載された研究論文数に基づくものだ。中国の2012年の論文発表数は50%増となり、世界ランキングでも23位から12位に浮上した。
東京大学の論文発表数は2012年、アジア太平洋地域で1位を維持した。しかし2013年1月の連続統計データによると、中国科学院の論文発表数は東京大学を抜き、アジア太平洋地域で1位になった。中国の科学研究機関が日本を抜いたのは、同ランキングが発表されてから初のことだ。
中国科学研究機関の論文発表数は昨年日本をやや下回ったが、増加率は最高となったため、今後数年で日本を抜き首位になる見通しだ。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年3月22日