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鳥インフルエンザ、渡り鳥が持ち込んだ可能性も

 国家首席獣医師の于康震氏は4月7日に開かれた中国農業部(農業省)の記者会見において、「H7N9型の鳥インフルエンザウイルスは、家禽に対して低毒性を持ち、生きた家禽を扱う市場での検出率が最も高く、養鶏場ではまだ検出されていない」と語った。人民日報が伝えた。

 中国農業部は動物に感染するH7N9型の鳥インフルエンザウイルスを、一類動物疫病管理に組み入れ、農業関連の重大公共衛生事件とした。またH7N9型鳥インフルエンザ防止抑制業務指導チームを結成し、全面的な緊急対策に入った。

 中国農業部の専門家は、家禽・ハトから検出されたH7N9型の鳥インフルエンザウイルスは新型ウイルスであり、人体から検出されたウイルスと高い同源性を持ち、国内ではこれまで検出されていなかったとした。同ウイルスの病原は不明で、感染ルートが明らかにされておらず、渡り鳥が持ち込んだ可能性が排除できない。同ウイルスは家禽に対して低毒性を持ち、ニワトリ・ハトなどの家禽に感染する。感染後は臨床症状が見られず、現在までにブタの感染は確認されていない。同ウイルスは生きた家禽を扱う市場での検出率が最も高く、養鶏場ではまだ検出されていない。現時点では主に上海市に集中しているが、その他の地域で検出される可能性は排除できない。

 人の感染例が報告されると、中国農業部は4つの地域で感染例を発見した。中国農業部は患者の所在地および周辺地域の生きた家禽を取り扱う市場、養鶏場、野生の家禽から採集した1万1229点のサンプルを検査しており、関連サンプルの検査が現在も続けられている。(編集YF)

 「人民網日本語版」2013年4月8日

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